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2018-09-07

不動産の売却はどこに依頼しても同じか⁉

不動産イラスト

よく自宅のポストに不動産の売却を求めるチラシが入っていませんか?それもいろんな会社の‥。こんなにいろんな会社のチラシが入っていると、どこにお願いすればいいか迷うと思いますが、どこにお願いしても売れる金額は同じなのでしょうか‼。結論からいうと、「違います」。
これだけ情報社会なのだから、もちろん知っている人は多いと思います。では、一般の人が不動産を売りたいと思った時にどこにお願いすればいいのでしょうか。

不動産というのは、性質上全く同じものがないんです。例えば土地で言えば場所や広さ、形状、細かくいうと、建ぺい率や容積率なども全く同じというものはありません。同様に建物も広さや築年数など細かくみていくと、同じように並んで建っている建物でも価格は違います。ということは、似たような事例や参考とする取引から相場は出せますが、必ずしもその値段で売れるとは限らないのです。そして、不動産は全く同じものがないということは、それは唯一無二のものになります。さすれば、その価格は、買う人がでてきて初めて決定します。思ったよりも高く買ってくれる人もいるし、安くしか買わない人もいる。また時期によっても異なります、一般に景気の良いときは高く、悪いときは安く売れます。

つまり、売却査定価格はあくまで参考で、しかも売れる金額は業者によって違います、また、売却依頼には一般、専任、専属専任と3種類の媒介契約があり、この契約によっても業者の熱の入れ方が変わってきますので、あまり知識のない人はどこに依頼すればいいのでしょうか。

個人的には、売却目的によって決めればいいと思います。目的が高く売ることであれば高く売ってくれる業者、早く売れることであれば早く売ってくれる業者に依頼すればいいと思います。現在の不動産売却はほとんど大手の不動産業者が占めています。それは、お客様が高く売れることよりも騙されないことを望んでいるからだと思います。確かに大手の業者に依頼すれば体裁が整っているので、契約や金額において大きく損をすることはないと思います。しかし、信用面からいうと担当者によっては必ずしも良いとはいえません。大手でも収益を上げるために様々な口実を言ってくると聞きますし、その手口も巧妙です。売却金額は依頼する業者によっては数十万、数百万変わってきます。金額が大きいのでお客様もだんだん金銭感覚がおかしくなってきて、ちょっとくらいならしょうがないかと妥協するケースも多いです。特に大手は業界用語で「両手」と言われる、売主からも買主からも手数料を取ろうとするため、売主のために高く売ろうというよりは売買が成立することを目的にすることも多いと聞きます。なので売却依頼は「片手」という、売主のためにだけに動いてくれる業者が基本良いと思います。

まずは、売りたい不動産の目的が何なのか、その目的のために業者はどこに依頼すべきなのかを考えることをお勧めします。
そして、媒介契約はさておき、複数の業者の話を聞いてみること、その中で売却目的に沿う一番信用できそうな業者に専任媒介契約をするのがいいと思います。
業者は名前や会社規模だけでなく、担当者の役職や経験などもしっかり加味するようにしてください。
専任媒介契約とは、依頼した業者以外に依頼することはできないが、自分で見つけてきた買取希望者には売ることが出来るというもので、業者も一生懸命やってくれますし、自分が売りたい買主を見つけてきても、その人に売ることが出来るから良いと思います。
もし、違うなと思ったら専任媒介契約先を変えればいいだけです。実際依頼する前は良いことばかり言っていたが、実際依頼すると良くなかったということはよくあることです。基本的に専任媒介契約は3ヶ月毎に有効期間がありますので、更新時に変更すればいいと思います。
注意することは、一度売却契約が成立してしまうと、元も戻すことはできませんので、後悔がない依頼を心掛けてください。

私も信用して頂いたからには一生懸命頑張ります。
(株)ノコノコ 代表取締役 山﨑篤彦
https://www.nokonoko.co.jp

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