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2018-09-25

男の孤独死

これまで当ブログにて、老後は男のほうが大変なことや、単身者になると孤独死が不安であることを書いてきましたが、今回はまさに「男の孤独死」について記載したいと思います。男である筆者自身も見逃せないテーマである「男の孤独死」は、現代の社会問題の一つであるといっても過言ではないと思います。
なぜなら、孤独死の7割は男性であり、男性の場合50代を迎えると孤独死の数が急上昇するからである。女性は80代以上が多いのだが、平均寿命が短いせいか男性は比較的若い時期から孤独死を意識しないといけないと思います。

昨今単身者が多いのは80代以上の女性であるが、それに次ぐのが50代男性である。生涯未婚率や熟年離婚者の上昇のせいもあると思いますが、実は既婚者にも孤独死リスクがあるのです。それは、家庭内別居や戸籍上配偶者はいるものの、別居中の方も多いからです。あと、「自分は妻よりも年上なので最後は看取ってもらえる」と思っている男性も実は妻のほうが先立たれるケースも増えています。そういった背景からも男の孤独死は今後も増えると予想されています。

では、孤独死しないための対策はどうすればいいか。ここでは具体的に3つほど上げたいと思います。
➀在宅配食サービスを受ける
これは弊社サービス利用者を見ていて思いますが、男性の方はもともと食事を作る習慣がない方が多いので、独居の方は食事が粗食になりがちです。もちろん、在宅配食サービスは安否確認を兼ねていますので見守り機能もありますが、それよりか栄養バランスが悪い食事になることで病気になることを防げることが大きいと思います。ですから、毎日毎食とる必要はないので、適度に取り入れたら良いと思います。
➁気楽に連絡を取れる友人を3人くらいはつくる
仕事をしなくなると人間関係が家族や親戚・友人関係に絞られます。特に男性は日常的に電話や近所で世間話をする習慣がないので、意識しないと一日誰とも話さないことが多くなります。また、男性は要件がないと連絡をとらない傾向にありますから、特に用事がなくても気楽に連絡をとれる人が大事になってきます。今はラインやメールなど便利なツールがたくさんありますから、定期的に連絡をとることで、連絡がないときに相手が気づいてくれます。
➂仕事をするか何かする
本当は孤独死リスクからも定年後も仕事をするのがいいのですが、体力的なことなどもありますから、仕事を引退された方も趣味をみつけることや習い事をするなど、定期的に何かやる習慣をつけてください。そうすると、そのお仲間が気づきやすくなります。別に何か無理に始める必要はありません、定期的にスナックに通うことやボランティアでも何でもいいです。但しパチンコなど、ギャンブルを1人でやるのは避けてください。依存性もありますので孤独死リスク対策にはならないです。

孤独死というとネガティブなイメージがありますが、実は一番国の税金を使ってない方です。病院にも行かず、介護など行政サービスも利用していない方が多いのです。現役時代仕事で一生懸命働き、しっかりと税金を納めてきた方の最期がこれだとあまりにもかわいそうではないでしょうか。また孤独死の問題は死に方ではなく、周りに迷惑をかけるから問題となっています。この辺のこともしっかり考えて女性の方も男性の孤独死を考えて頂きたいです。

株式会社ノコノコ 代表取締役 山﨑篤彦
弊社ホームページ
老後の人生は男性のほうが大変⁉
単身者の不安~孤独死編~

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